色彩から考える空間つくりとは?
私たちの目に見えるところはすべて色に溢れています。特に新築やリフォームをするときは、どんな色にしようかな?と悩むものですよね?
皆さん、実は色彩には心理的側面が作用することをご存知でしたか?
例えば、雑誌に掲載されているデザイナーズブランドのインテリアは、ともすると白一色のことが多く、スタイリッシュでかっこいい反面、生活感がなく、そこに住もうとすると「疲れそう・・・」と感じた方も多いことかと思います。
実は白という色は、日本をはじめアジア圏では好まれやすい色で、清潔感や真新しさを感じさせる色です。同時にマイナス面としては白一色で構成された空間は緊張感を与える色でもあります。
色彩の持つ心理的側面を考慮し、毎日の生活を前向きにしたり、一日の疲れが取れるゆったりとした寛ぎの空間を演出したり、明日への活力を養えるような空間づくりをしませんか?
色によって部屋の印象や居心地・室内の環境までが変わる!?

「玄関は、ちょっと個性的にしたい・・・」というお客様のご要望で、限りなく黒に近いグレーのクロスにしました。北入りの玄関を一歩踏み入れ正面に見えるaの色の印象は、高級感があり落ち着きのある空間に仕上げてくれています。同時にbやcに比べると遠くにあるように見えます。
この3枚を比較するとbが一番圧迫感を感じ、次いでc、aという順番になるでしょう。
色の使い方ひとつで奥行きを感じる工夫もできます。
子育てに適した住宅設計・リフォームのご提案
家を建てる・リフォームをする時、地盤調査をして基礎をきちんと作ることで、地震に強く、安心して暮らせる家になることは皆さんご存知のところです。建物のハード面の調整は万全の体制ができつつあります。そこで今回お勧めしたいのは、家族の「心の基礎作り」も色彩を活用してきちんと整え、住まいづくりに活かすことです。
親子・夫婦関係、3世帯で住む場合の嫁姑関係など、色彩を活用して家族の絆を確認し、サポートしながら住宅設計・リフォームを行いますので、誰かが我慢をしなくていい全員参加の家づくりをご提案できます。
事例紹介
倉庫を住宅にリフォームした、ご夫婦と息子さん1人の3人家族のリフォーム例です。色彩心理を活用して家族の「心のサポート」をさせていただきました。
ご家族から好みの色や、どんな住み方を希望されるかを伺い、家族関係を整える色を決めてインテリアに活用しています。

- a: お子様の色彩ヒアリング
- b: aを参考にお子様の勉強コーナーと玄関をリフォーム。
北玄関の暗さを緩和し、来客を柔らかな気持ちにさせるミントグリーンの壁と、勉強がはかどるブルーの壁を使用。
よく講演会などで「子供部屋の壁はカラフルに仕上げるほうがよいでしょうか?」と質問を受けるのですが、以下のような内容を伺って、どんな色が適しているのかお話をさせていただいています。
- そのお子様が何歳か?
- どんな嗜好性や行動特性を持っているか?
- インテリアの壁紙リフォームをしたい時期は決めているか?
お子様の性格や感性によって、同じ色でも心に与える印象が変わっていきます。たかが色ですが、色はそれほど重要な役割を持っているのです。
アドバイザー

- 栗山 恵
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住まいの基本は家族の心の調和にあります。
そのために色彩心理を取り入れて、住まいの設計のみならず、家族の心の安定も設計監理していきたい!
と考えています。住宅は基礎が大切です。
そしてそこに住む家族の「心の安心」はもっと大切です。
- 資 格
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- 一級建築士、インテリアプランナー
- COMAPS色彩心理診断士
- カラーコーディネーター
- 静岡県耐震診断補強相談士
- 福祉住環境コーディネーター
- 介護福祉用品専門相談員
- 静岡県家庭教育支援員
- 静岡県景観審議委員
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伊藤住宅建材では、実際にお客様の気持ちを最大限汲み取った提案ができるよう、無料相談会を実施中です。
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